日常ケア
犬も夏バテに注意!飼い主さんができる3つの犬の夏バテ対策とは
犬が夏バテすると、食欲不振や元気がなくなるなどの症状がみられ、進行すると下痢や軟便・おう吐、発熱などの症状があらわれるので注意が必要です。この記事では、犬の夏バテ対策について解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
犬の夏バテ対策(1)水分補給
犬の夏バテ対策には、水分補給が欠かせません。いつでも新鮮な水を飲めるよう、犬が過ごす部屋に水飲み場を複数設置するなどの工夫をしましょう。あまり水を飲みたがらない犬の場合は、ウエットフードなどの水分の多い食事で工夫するのもよい方法です。また、水分の多いキュウリ、スイカなどの野菜・くだものを与えるのも良いでしょう。
犬の1日の飲水量の目安は、体重1kgにつき50mL前後とされていますので、夏場は特に犬の飲水量に気を配るようにしてください。
犬の夏バテ対策(2)食事管理
バランスのよい、ライフステージに合った食事をきちんととることは夏バテ対策にはとても重要です。食欲が落ちているからといって、おやつやフード以外のものをあげすぎないように気をつけましょう。高齢の犬たちは特に夏バテになりやすく体調管理に気をつけてあげましょう。
なお、夏バテで食欲が落ちているときは、犬の好きな野菜・肉のゆで汁や水をドライフードにかけるとよいでしょう。フードがやわらかくなって食べやすくなるうえ、好きな味でおいしく食べながら水分補給もできます。
犬の夏バテ対策(3)室温管理
犬の夏バテ対策では室内の温度管理も重要です。犬にとっては室温26度くらいが過ごしやすいとされていますので、エアコンなどを使って調節してあげましょう。特に寒い地域原産国の犬、ダブルコートの犬などの犬種によるケアも必要です。
ただし、犬は冷気がたまりやすい低い位置で生活しているため、人よりも寒く感じている場合があります。室温は犬の様子をみながら、調節するようにしてください。
まとめ
犬の夏バテは徐々に症状があらわれるため、飼い主さんが気づいたときには重症化しているケースも少なくありません。犬はもともと暑さに弱い動物なので、夏場の健康観察は特にしっかりと行うようにしましょう。
・画像/Getty