最新研究レポート エイジングケアの新発見 「糖化」と「発酵」の関係とは
進化とエイジングケアの深いつながり 老化を促進する要因のひとつとして注目されている「糖化」。糖化とは食事などから摂った余分な糖がたんぱく質と結びついて、糖化物(AGE)を作り、その糖化物が肌や髪の老化を促進させるのです。
糖化が低い肌 52歳  糖化度137 糖化が高い肌 52歳 糖化度249 同じ年代でも糖化物が溜まっていると、 エイジング肌に見えてしまいます。〈ファンケル総合研究所調べ〉
糖化物によるダメージから肌を守る方法とは?年齢とともに糖化物が溜まることは避けられません。糖化により肌の機能が正常に働かなくなると、肌にダメージが溜まります。さらに実は糖化物が肌の「糖化スイッチ」を押すことで、シミ・シワ・くすみなどの年齢サインがあらわれるようになります。つまり、「糖化スイッチ」が押されなければ、より肌ダメージから守ることができるのです。
“麹の力”が“肌を守る力”を高めることを発見! 糖化スイッチを守る「美肌酵素」
私たちの肌にあるたんぱく質「美肌酵素」は、糖化スイッチが押されることを防ぎ、肌をダメージから守っています。実は、ファンケルの肌研究とキリンが長年培ってきた発酵技術によって、「白麹には肌の美肌酵素を増やし、美肌に導く働きがある」ことがわかりました。発酵させた成分に新たな働きがあらわれることがありますが、白麹にも発酵により新たな作用が見出されました。発酵と麹の力を利用した、確かなエイジングケアへの期待が高まっています。
白麹による美肌効果 黄ぐすみが 減少 〈ファンケル総合研究所調べ〉

PRODUCT STORY 「白麹ステロール」の開発者の想い

榎本 有希子

日本の伝統である発酵・麹の持つ高い効果は知られています。
「白麹ステロール」はキリンホールディングスが長年研究しながらも商品化に至っていなかった成分でしたが、この眠れる素材を化粧品に初めて配合することに成功しました。

肌の中にもともとある美肌酵素(アルギナーゼ1)を長く研究してきた中で美肌酵素が多くある肌は、しっとりと透明感があり美しいことがわかりました。
「白麹ステロール」はこの美肌酵素に働きかける非常に希少な成分です。

総合研究所ビューティサイエンス研究センター
榎本 有希子