今こそ始めたい、「免疫力」対策

健康に対する意識が変わり始めた昨今。
手洗い、うがい、バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠の
大切さを感じた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

これからも健康な毎日を楽しく過ごすために、加えて対策をしたいけど何をすれば良いの？？
そんなあなたに、オススメしたいのは、「免疫力」のケアです。

なぜ私たちの健康に「免疫」が大切なのか解説します！

■目次

1. そもそも「免疫」とは？
2. 免疫には「腸」？！
3. 「笑いは免疫を高める」のはどうして？
4. 手軽な「免疫」対策のご紹介

1. そもそも「免疫」とは？

「免疫」とは、「疫（えき）から免れる（まぬがれる）」という漢字の組み合わせからも察することができるように、
体内に侵入した異物（自分以外のもの）から自分を守る機能のことで、
免疫機能をつかさどる「免疫細胞」は血液やリンパ液に乗って体内を巡り、
異常がないかを探してくれています。

言い換えると、人間の全身にある外敵から守る身体の防御システムです。

苦手なものへの抵抗感がなくなったときに「免疫ができた」という表現をすることがありますよね。
あるもの対して「免疫」ができると、自分を守る力がつき、苦手なものが少なくなる＝健康を維持できる、というわけです。

そして、大切なのは、「免疫の力」＝「免疫力」です。
とても繊細な私たちの体は、栄養バランスが崩れたり、加齢やストレスなどにさらされたりすると「免疫力」が低下してしまいます。
健康自慢の方でも疲れていると、体調を崩しやすくなることがありますよね。

また、「免疫力を高める」という表現がよくありますが、実は高すぎることも問題です。
免疫が過剰に働くことで身体はアレルギーなどの反応が起こることがあります。
そのため、毎日を健康に過ごすためには免疫機能は「維持すること」が重要といわれています。

「免疫力」をキープできれば、この健康意識が高まる時代も強く生き抜くことができるかもしれません。

2. 免疫には「腸」？！

さて、「免疫細胞」は全身にある、という話をしましたが、
体内の免疫細胞の7割が「腸管」に存在していることをご存知ですか？
腸は、「免疫」の機能について非常に重要な役割を果たす器官なのです。

腸になぜ免疫細胞が多いのか、理由があります。
腸（小腸~大腸）の長さは約7~9メートルあり、表面積はなんとテニスコート約1.5面分！（＝400㎡）
その分、外敵が侵入しやすいので、免疫細胞も多く存在しています。

「免疫力の対策」と聞くと、腸内環境に良いと言われる食材である、ヨーグルトや納豆の名前が挙がるのは、
腸に免疫細胞がたくさん存在するからと考えられますね。

日々の食生活にも「腸」によい食材を取り入れて、免疫アップにつなげたいものです。

3. 「笑いは免疫を高める」のはどうして？

「笑いは免疫を高める」、という表現をよく耳にします。
先ほどお伝えした腸とは関係なさそうな「笑い」・・・
関係しているのは、身体の免疫細胞の一つである「NK細胞」（ナチュラルキラー細胞）です。
笑うことにより、この免疫細胞の一つ「NK細胞」が活性化し、免疫力の向上が期待できるのです。
また、笑うと、副交感神経が優位に働き、免疫機能を正常にする作用があります。

「笑いは免疫を高める」・・・ただの迷信ではありません！たくさん笑って元気な毎日を過ごしましょう。